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NUMERO DEUX / 石川伸一 札幌の文化や芸術

おいしさのおにぎり〜劇団GlanzPark×ちゃんばら衆 我道



おもしろさの「おにぎり」〜BLOCHに行くことは、札幌ファクトリーに行くことだともいえる。今の時期はそこに巨大なクリスマスツリーがあり、撮影スポットになっている|クリスマスというとふと実家を思い出す。私がまだ実家に居た学生時代。私の母は、僕と父に夕食を食べさせると、素早く後片付けをおこない、夜8時からTV時代劇を観ていた。その当時は夜8時代には時代劇が多かった。

私は当時はインディフィルムやゴダール映画等を追いかけた「大2病」であり、黒澤映画でもない時代劇等を観ることはなかった。でも、一人暮らしをはじめ、TVつけけっぱなし生活の中でTV時代劇をみると、その魅力が頭の悪い自分にもわかってきた。

それは「おもしろさのおにぎり」ではないかということだ。シンプルだが普遍的で心を打つ物語=ご飯とのり。そして、凝縮されたチャンバラのおもしさ=具。それは本作「煉獄に咲け、彼岸花」にも通じるも感じる魅力。ただ、本作は単純に勧善懲悪になることなく、それぞれの人物のキャラが立った愛すべき登場人物がクリエイトされている。

そして、彼らが対立する2集団として描かれ、熱さとやさしさが光るドラマととなっていた。そして、生のチャンバラの魅力はまさに「活劇」で楽しかった!
演劇はまちをつくる。
「煉獄に咲け、彼岸花 ~御庭番衆夢幻録」
劇団GlanzPark×ちゃんばら衆 我道
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