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NUMERO DEUX / 石川伸一 札幌の文化や芸術

傷になる

森山美桜展「因果応報論のアンラーニング」
傷になる〜人や社会の多様性とは、想像をはるかに超えて・広く・深く、そして悲劇性すら内包している。 同じ人は存在せず、同じ環境も存在しない|その前提に立てば、良好なコミュニケーションなど、そもそも不可能なのではないか――|失敗は避けられず、そのたびに悲しみの影が、個人の心に落ちる。 私たちはこの不可避の感情を、どう受け止めればよいのだろうか|森山美桜の本作は、複数のメディアと独自の視点によって、人間のコミュニケーションに潜む理不尽をあらわにし、観客に差し出す。だがそれは、反省を迫る問いかけではない。むしろ、そうした問題提起そのものが、また別の理不尽を生むのではないか|彼女の視線はもっと遠く、もっと冷静で、 理不尽を抱えたまま、もみほぐし、やりすごすという選択肢を示唆しているように私は思えた。

Think School 2024 制作コース8期生
最優秀賞受賞者展 森山美桜展
「因果応報論のアンラーニング」
2025年9月1日(月)〜9月27日(土)
11:00〜19:00 眺望ギャラリー「テラス計画」
(札幌市中央区北2条西4丁目 赤れんが テラス5階)
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