猫のコンサートを楽しむ週末午後
- Category:Art / Culture
- Date:2025年02月23日
ある場所に行くこと、集まることは、それだけでまちづくりになると僕は考えている。だからこそ、人々が家を抜け出し、交流できる場が大切だ。
クリークホールは、古民家をリノベーションしたコンサートホールであり、自主企画や貸しホールの運営も行っている。2024年にオープンし、キャパシティは約30席。グランドピアノが設置され、音楽演奏に適した本格的な設計が施されている。同時に、木材を使ったシンプルで温かみのある優しい内装が特徴だ。コンサートのない日はカフェ営業もしており、ゆったりとお茶を楽しむことができる。コンサート以外にも、アート展示や落語などのイベントが開催されている。
アクセスは、地下鉄東西線「宮の沢駅」4番出口または6番出口から徒歩約5分。本ホールの道路向かいにはスーパー「ビッグ」があるので、目印にするとよいだろう。
先日、本ホールで「マエストロチーコ presents にゃんだふるコンサート」という猫をテーマにしたユニークなコンサートが土曜の午後に開催された。出演は、札幌市内でピアニスト兼講師として活躍する渡部美蕗。選曲の理由などを交えたトークを挟みつつ、2部構成で進行し、休憩を挟んでアンコールを含む13曲が演奏された。コンサート中もコーヒーやケーキなどのデザートメニューを楽しむことができ、心温まる週末の午後となった。アンコール時には、猫の被り物で演奏をおこなう驚きのチャーミングな一面もみせてくれた。楽しい。
渡部美蕗は今後の予定として「春を告げる五重奏〜おんがくの贈り物〜」を2025年3月14日(金)にSCARTSコートにて開催予定である。
さらに、本ホールでは、市内のデザインユニット「rocketdesign」が手がけた猫をテーマにした作品の展示販売会「ねこてん」も3/4まで開催中。A4サイズを主体とした飾りやすい作品なので、ぜひ購入も検討していただきたい。猫好きの方は、カフェも楽しみに足を運んでみてはいかがだろうか。