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NUMERO DEUX / Shinichi Ishikawa

24条駅。久々に降り立つ



ミスド。まちがデザインをつくる〜北24条駅。久々に降り立つ。変わらぬバスセンターの急な階段が迎えてくれる。この街は昔から雑多な魅力があり、ギュッと多様な店が凝縮されたような面白さがある。美しいとは言えないかもしれないが、街が独特のリズムで生きているのを感じる。ミスタードーナツの灯りは、昔から変わらずそこにあった。
デザインやアートは、必ずしも整えられたホワイトキューブの中だけにあるわけではない。むしろ、雑然とした風景の中にこそ放たれることもある。そんなことを思いながら、校舎を歩く。卒業制作展では、展示室だけでなく、水飲み場や廊下、階段スペースまでもが作品の舞台になっていた。「どこに置くか」を考えることも、制作の一環として意識されているのが面白い。
加えて、具体的なブランド提案をした作品が多かったのは、商店が集まるこのエリアならではの影響なのだろうか。平面、プロダクト、WEB、映像、オブジェ——校舎の1階から3階までを縦横無尽に使った展示は、圧倒的なボリュームと見応えがあった。
風景と特に心に残った作品の写真をいくつかアップしてみる。帰り道、文墨具のみつはしに寄る。リニューアルされた店内に、街の時間の流れを感じた。

bisen 北海道芸術デザイン専門学校
■ bisen「第57回 卒業制作展」
2025年 2月 7日(金)~11日(火)
10:00~18:00(最終日は14:00まで
北海道芸術デザイン専門学校 本校舎(北24条西8)
地下鉄南北線「北24条駅」徒歩7分

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