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NUMERO DEUX / Shinichi Ishikawa

デザインとアートの真実

広告デザインが美術館に
ないのは、たまたま。
広告デザインは、時代を映すアートだと思う。かつて「芸術家」という職業はなかった。いたのは「職人」だった。絵を描く人々は、依頼を受けて作品をつくっていた。ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロの時代にも、彼らは注文に応じて絵や彫刻を制作する「職人」であり、今でいう「美術家」ではなかった。
そんなアートの起源を考えると、いまのグラフィックデザイナーも、職人であり、美術家なのだと思う。もちろん異論はあるだろう。でも、デザインにアートの要素があるのは明らかであり、広告デザインが美術館のホワイトキューブに置かれていないのは、「たまたま」に過ぎないのではないか――そう思うのだ。
広告というアートを見に行こう。
そして、投票しよう。
「寺島デザイン ポスター展2025」
グランビスタギャラリー サッポロ(札幌グランドホテル本館1階)
2025年3月4日(火)~5月12日(月)11:00~19:00 
※土・日・祝は休。最終日17:00まで|入場料:無料
合計28名によるポスター展。投票あり(〆4/25)
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