デザインとアートの真実 広告デザインが美術館に ないのは、たまたま。 広告デザインは、時代を映すアートだと思う。かつて「芸術家」という職業はなかった。いたのは「職人」だった。絵を描く人々は、依頼を受けて作品をつく...
舘田美玖の平面の未来形 舘田美玖 第12回500m美術館賞 入選展 平面を飛び越える平面 炭酸水は当たり前だが炭酸があるからこそ美味い。無数の細かな泡が身体を駆け巡り、一瞬のうちに弾けて消える。急ぎ足で飲み干したせいか、...
描く・カク散歩道 作家の動き 加藤ちろる「散策」 私は約束の時間より十分前にカフェへ着いた。だが、その人はすでにそこにいた。視線を落とすと、テーブルの上のノートには無数のラフが描かれている。けれど、オーダー...
シンプルば楽しみ〜時計編 札幌のアップルストアだったところは、今はスオッチストアになってますね。ひさびさに買ってみました。一見、平凡とも感じますが、やや大きめの文字盤、徹底的に簡素化したアラビア数字。スオッチロゴは控えめ...
猫のコンサートを楽しむ週末午後 ある場所に行くこと、集まることは、それだけでまちづくりになると僕は考えている。だからこそ、人々が家を抜け出し、交流できる場が大切だ。 クリークホールは、古民家をリノベーションしたコンサートホールであ...
通勤途中の雪まつりの個人審査 3位のかたち〜朝、仕事場に行くときに大通公園を通ります。近頃は国際雪像コンクールの雪像を毎日みていた。私としては写真のリトアニアが1位。結果は3位。派手さはない。でも緻密な作りと、はかな...
24条駅。久々に降り立つ ミスド。まちがデザインをつくる〜北24条駅。久々に降り立つ。変わらぬバスセンターの急な階段が迎えてくれる。この街は昔から雑多な魅力があり、ギュッと多様な店が凝縮されたような面白さがある。美しい...
札幌注目の展示と注目のギャラリーにて アートを受け継ぐ〜世界の現代アート展 覚醒 Kakuse 仕事終わり夕方。市電、電車事業所前駅を降りて、新雪と氷となった過去の雪上を歩いていく。足元は滑りやすくとも、心は目的地へと急ぐ|5分...
顔をよく見える〜安木尚博 顔ではない顔〜まちを歩くと、顔が流れていく。自分の顔も空気の中を進む。あたり前だが不思議な感じもする。顔は人間のパーツの中でも独特だ。見る、話す、聞くという極めて実用的な機能が集約されていると...
「メディアはメッセージである」 週末のおすすめ〜札幌市民ギャラリーでは、札幌大谷大学の卒業制作展が開催中。本ギャラリーの全館を使った大変見応えのある内容になっている。動線も歩きやすい。内容もファインアートから、デザイン・コン...
しっとりとした暗さ "SHOGUN" まずは結論。全10話、とてもおもしろかったです!お正月に見たくて、ディズニー・チャンネルを契約。終始、しっとりとした暗めの映像が美しく。美術セットも大変見応えがあって、それだけで...
嘘つきは誰だ? 優羽 個展「嘘つきな当事者」 時折、こう思う。行動や結果とは、ただの余白に積もった残骸のようなものではないか、と|内面こそが自分自身なのだ|JR札幌駅を出て、冬の道を歩く。氷と雪が交じり合っ...
生きているけど死んでいる、「冬の華」 澁谷俊彦展 「冬の華」 澁谷俊彦展 "Winter Flowers" creature / seeds のある風景 |生きているけど死んでいる、ということはありうる。生とは客観的に捉えるだけではなく、主...
澁谷俊彦 「Snow Pallet 18 -winter again-」 溶けるより溶け込みたい。 |札幌|雪が静かに降り積もり、新たな風景が姿を現す|昼の光の中で映える景色も素敵だけれど、夜の静寂の中に浮かび上がるそれもまた美しい|公園にある立体美術作品(オブジェ)を...
やられるデザイン〜『声』(PANCETTA) 個人的には、演劇フライヤーはイラストを使ったものが好きです。そのほうが想像でワクワクできるから〜最近見たお芝居の中のフライヤーデザインで一番好きなのは『声』(PANCETTA)です。上部のタイトル...
TGR 審査感想を書いてみる。 オフィシャルな発表も終わったので、TGR審査員個人としての私の感想を書かせていただきます。 審査会では審査員は冒頭に3本大賞候補をあげられるのですが、私は自分としては圧倒された2本だけを提案しま...
仲良くしたい 『Yummy!』(本日 日曜 公演あり!) 可能性のダンボール〜土曜、実家に差し入れした後、こぐま座に急ぐ。もう暗いけど、こどもたちが会場前の公園で遊んでいるの目にする。そのラジコンおじさんも欲し...